2024年版 総合カタログ
122/132

●●●●●● (1)これに伴って、従来の「電動ファン付き呼吸用保護具」の名称は、「防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具」(P-PAPR)に変更されました。■形状による種類 P-PAPR G-PAPR■電動ファンの性能による区分(面体形に限る) P-PAPR G-PAPR■ろ過材・吸収缶の性能による区分P-PAPR G-PAPR(防じん機能を有するもの)■粒子捕集効率の試験条件 P-PAPR G-PAPR(防じん機能を有するもの)電動ファン、ろ過材又は吸収缶、面体・フード・フェイスシールドからなり、かつ、ろ過材又は吸収缶によって粉じん又はガス若しくは蒸気をろ過した清浄空気を電動ファンにより面体・フード・フェイスシールド内に送気するもの電動ファン、ろ過材又は吸収缶、連結管、面体・フード・フェイスシールドからなり、かつ、ろ過材又は吸収缶によって粉じん又はガス若しくは蒸気をろ過した清浄空気を電動ファンにより連結管を通して面体・フード・フェイスシールド内に送気するもの面体内圧[Pa]P-PAPR0 < 面体内圧 < 4000 < 面体内圧 < 1,200粒子捕集効率[%以上]種類99.9799.095.0P-PAPRG-PAPRDOP【液体】0.15~0.25(σg ≦ 1.6)≦ 100大風量形    : 138 L/min通常風量形 : 104 L/min400 mg 供給されるまでL:Liquid 液体 S:Solid 固体3:粒子捕集効率 99.97 %以上2:粒子捕集効率 99.0 %以上1:粒子捕集効率 95.0 %以上注(1)流量40 L/min通気時の値。吸収缶のろ過材がある部分に白線を入れる。注(1) 最高許容透過濃度:吸収缶に試験ガス含有空気を通した場合、吸収缶を通過した空気中の 試験ガスの濃度が破過と判定されない最高の濃度。全面形面体面体形半面形面体ルーズフィット形フェイスシールドG-PAPR警報装置の種類 面体形面体内圧が陰圧に近づいていること又は達したこと最低必要風量に近づいていることルーズ電池の電圧が電動ファン付き呼吸用保護具を有効に作動できる電圧の下限値となったことフィット形対応ガスの種類(表示色)防じん機能を有しないもの防じん機能を有するもの 50.03 10.02500.10.03 550404035詳細はP.27直結式隔離式区分大風量形通常風量形区分DOPNaCl【液体】【固体】PL3PL2PL1PS3PS2PS1試験粒子粒径分布の中央値[μm]試験濃度[mg/m3]試験流量[L/min]試験時間略語等の意味DOP:フタル酸ジオクチルP: Powered Air Purifying Respirator 電動ファン付き呼吸用保護具NaCl:塩化ナトリウムσg :幾何標準偏差当カタログでは、「ろ過材」と「フィルタ」を同意語として使用しています。ただし、法令等の記載については、原文に沿って「ろ過材」を使用しています。1.酸素濃度18 %未満の環境では、PAPRは使用できません。このような環境では、送気マスク又は自給式呼吸器を使用してください。P.47参照2. 有毒ガス等の濃度が2%(アンモニアは3%)を超える環境では、G-PAPRは使用できません。このような環境では、送気マスク又は自給式呼吸器を 使用してください。防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具Powered Air Purifying Respirator for Particulate Matter■ 漏れ率の性能による区分 P-PAPR G-PAPR呼吸模擬装置の作動条件G-PAPR(1.6±0.08 L/回)×25 回/min[40±2.0 L/min](1.5±0.075 L/回)×20 回/min[30±1.5 L/min]区分漏れ率[%以下]S級A級B級―0.11.05.00.1NaCl【固体】0.06 ~ 0.1(σg ≦ 1.8)≦ 50200 mg 供給されるまで有機ガス用(黒)シクロヘキサンハロゲンガス用(灰及び黒)塩素アンモニア用(緑)アンモニア亜硫酸ガス用備考  防毒機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具であって防じん機能を有するものにあっては、 亜硫酸ガス(黄赤)防毒機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具Powered Air Purifying Respirator for Toxic Gases■呼吸用インタフェースの種類P-PAPR G-PAPR■吸気抵抗と排気抵抗(面体形に限る) P-PAPR G-PAPR排気抵抗[Pa以下]■警報装置の種類による区分 P-PAPR G-PAPR 以下の着用者に知らせる警報装置を有するものであること。呼吸用インタフェースの種類 ■騒音試験  頭の耳部における騒音レベル(騒音の程度)が、左右ともに80 dB以下であること。■吸収缶の種類 G-PAPR■最低必要風量 P-PAPR G-PAPR(ルーズフィット形に限る) 区分大風量形フード通常風量形種類P-PAPRG-PAPRS級試験ガス最高許容透過濃度[ppm]試験濃度[%]吸気抵抗[Pa以下]最低必要風量[L/min]13810416080320470380P-PAPRA級B級規格値[分以上]防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具(以下、P-PAPR)は、事業場その他で空気中に浮遊する粒子状質(粉じん・ヒューム・ミストなど)に対して使用する ろ過式呼吸用保護具です。防毒機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具(以下、G-PAPR)は、有毒なガス若しくは蒸気(以下、有毒ガス)はこれらと混在する粒子状物質に対して使用する ろ過式の呼吸用保護具です。フィルタ又は吸収缶で有害物質を除去した清浄空気を、電動ファンで面体、フード及びフェイスシールド内へ送る構造なっています。P-PAPR及びG-PAPRは、高い防護性能と快適性を安定して提供し、防じん・防毒マスクと比較すると、呼吸が るかに楽になります。国家検定の規格概要令和5年3月27日に厚生労働省告示第88号によって、「電動ファン付き呼吸用保護具の規格」(平成26年11月28日 厚生労働省告示第455号) が改正されました。この改正で、これまでの防じん用のものに加えて、「防毒機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具」(G-PAPR)が規定され、新たに型式検定の対象になりました。[施行・適用日:令和5年10月1日]P-PAPRG-PAPR電動ファン付き呼吸用保護具

元のページ  ../index.html#122

このブックを見る