- 自分がやっている仕事では、どのマスクを選定すべきですか?
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呼吸用保護具選択チャートから選定いただけます。
呼吸用保護具選択チャート - 防じんマスクのろ過材(フィルタ)の水洗再生は、自分でできますか?
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可能ですが、厚生労働省通達「防じんマスクの選択、使用等について」(平成17年2月7日 基発第0207006号)では、水洗いしたろ過材(フィルタ)は、新品時より粒子捕集効率が低下していないこと及び吸気抵抗が上昇していないかを確認することが要求されています。
そのため、水洗い後にろ過材(フィルタ)の性能を測定するための高額な装置が必要となります。
従って、当社の水洗再生リターナブルシステムをご利用いただくことをお勧めします。
水洗再生リターナブルシステムについては、選択サポートの「水洗再生リターナブルシステム」をご覧ください。
水洗再生リターナブルシステムについて - 防じんマスクのろ過材(フィルタ)の交換時期
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- メカニカルフィルタの場合
このろ過材(フィルタ)は、沈降・慣性・さえぎり・拡散効果など、繊維の形状による粒子捕集機構であるため、一般的に劣化に強く、粒子の種類によらず、捕集効率は安定しています。
このため、粒子を捕集して、目詰まりによって苦しくなったら、ろ過材(フィルタ)を交換してください。 - 静電ろ過材(エレクトレットフィルタ)の場合
このろ過材(フィルタ)は、帯電した繊維の静電気力によって、粒子を引き寄せ捕集する機構を主としているため、何らかの理由で静電気力が弱くなると捕集効率が低下します。
このため、粒子を捕集して、目詰まりによって苦しくなったら、あるいは、あらかじめ定めた時間を使用した後、交換してください。
- メカニカルフィルタの場合
- 防毒マスクの吸収缶の保存期限
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未使用の場合は、次の表のとおりです。
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吸収缶の種類 保存期限 望ましい保存状態 直結式小型 望ましい保存状態において、 製造日から2年
ただし、メタノール用及びエチレンオキシド用は、製造日から1年- 未開封であること。
- 包装に穴あき等の破損がないこと。
- 缶体にさびや変形がないこと。
- 通常の状態(振動がなく、常温、常湿)で、直射日光の当らない場所に保管されていること。
(注)1~3のいずれかを満たさない場合には廃棄してください。
直結式
隔離式望ましい保存状態において、製造日から5年
ただし、臭化メチル用は、製造日から2年保管場所の温度が50 ℃を超えると、吸収缶の包装が破裂する恐れがあります。
望ましい保存状態の4を満たさない場合は、シゲマツに必ずお問い合わせください。 - 防じんマスク及び防毒マスク(吸収缶を含む)の廃棄方法
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製造業者情報として、資料を提供しています。(PDFファイル)
防じんマスク 防毒マスク 材質は製品によって異なりますので、「材質表」については、シゲマツへお問い合わせください。
- 防毒マスクの吸収缶は、何分使用できますか?
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吸収缶には、破過曲線図が添付されています。
破過曲線図は、有毒ガス濃度と吸収缶の破過時間との関係を表した曲線です。
破過曲線図を用いて、吸収缶の廃棄時期を推定することができます。- 破過とは、防毒マスクの吸収缶に、有毒ガスを通気した際、透過側(顔側)から最高許容透過濃度を超える有毒ガスが漏出する現象。
- 破過時間とは、防毒マスクの吸収缶に、一定濃度の有毒ガスを連続して通気した際、通気の開始から破過までの時間。
- 破過曲線図の見方(一酸化炭素用吸収缶を除く)
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- グラフの点線部分は、シクロヘキサン濃度0.02%(200ppm)で約150分の有効時間があることを示します。
- 実際に使用される場合は、現場の温湿度等によって、破過時間が変化します。
吸収缶の有効時間は、いろいろな要素(ガス濃度、温度、湿度、呼吸量等)によって変わりますが、特にガス濃度によって大きく左右されます。
一般に、ガス濃度が低い時は、吸収缶の有効時間が長く、ガス濃度が高い時は、短くなります。
作業環境のガス濃度を測定して、そのガスについて破過曲線図から有効時間を算定してください。
また、吸収缶を繰り返し(断続)使用する場合は、算出した有効時間よりも短くなることがあります。十分安全を考慮し、早めに交換してください。
- 吸収缶の有効時間の概略算定方法(一酸化炭素用吸収缶を除く)
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- ガス濃度が一定の時
(例)ガス濃度2%で破過時間50分の吸収缶を、ガス濃度0.5%の環境で使う場合の有効時間は?
新品時の能力=2%×50分=100%分
これを0.5%の環境で使う場合は
100%分/0.5%=200分 - ガス濃度が変わった時
(例)ガス濃度0.5%で破過時間120分の吸収缶を、初めに1%の環境で20分使用、次に0.25%の環境で40分使用した場合、次に0.5%の環境で使う場合の有効時間は?
(概算)
新品時の能力=0.5%×120分=60%分
残存能力=60%分-1%×20分-0.25%×40分
=60%分-20%分-10%分
=30%分
従って、0.5%の環境で使う場合は
30%分/0.5%=60分
- ガス濃度が一定の時
- 防毒マスクの吸収缶の交換の目安
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いずれも完全な方法ではありませんが、現場の状況によっていずれかを、あるいは複数の方法で判定してください。
- 使用時間を正確に記録し、あらかじめ設定した時間を目安とする。
現場のガス濃度(平均値)を測定し、破過曲線図から破過時間を求めた後、十分安全を考慮した使用時間を目安として交換します。
有機ガス用吸収缶を2種類以上の有機ガスが混在している環境で使用する場合は、最も沸点の低いガスに対する破過時間を基準として、使用時間を定めておけば、安全です。 - 湿気又は有毒物質の吸収による、吸収缶の質量増加を量って目安とする。(吸湿しても能力が減退しない吸収缶を除く。)
吸収缶は、有毒ガスを吸収することによって、質量が増加しますので、この増量を吸収缶交換の目安とすることができます。
ただし、吸収缶の質量増加は、環境の湿度、ガスの種類、濃度などによっても異なります。
この方法を採用するには、作業環境のガス濃度、湿度などが比較的安定している必要があります。 - シアン化水素用、リン化水素用及びメタノール用の吸収缶は、必ず1回使用ごとに廃棄する。
- フィルタと一体型の防じん機能付き吸収缶の場合、1)のあらかじめ設定した使用時間に達する前であっても息苦しくなったら交換する。
- 注意
- 使用中にガスの臭気や刺激を感じたときには、直ちに使用を中止してください。
- 使用時間を正確に記録し、あらかじめ設定した時間を目安とする。
- 農薬マスクは、作業する時に吸収缶とろ過材(フィルタ)のどちらを使用したら良いですか?
- シゲマツでは、農薬用として、セット品の「TW01農薬マスクセット(国家検定合格品)」を販売しています。
乳剤を取扱う作業には、有機ガス用吸収缶X/OV(外付けフィルタLL付)をご使用ください。
また、粉剤、水和剤を取扱う作業には、ろ過材(フィルタ)T2をご使用ください。 - 防じんマスクで他の防じんマスクのろ過材(フィルタ)が取付けられますか?
- マスク本体に、型式検定合格番号が付いています。
マスクと同一の型式検定合格番号が付いたろ過材(フィルタ)をご使用ください。
また、ひとつの面体(マスク)で、色々なろ過材(フィルタ)が取付けられるマスクがあります。
作業環境に応じたろ過材(フィルタ)を選び、正しくお使いください。 - 防じんマスクに防毒マスクの吸収缶を取付けて、使用できますか?
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TWは、ひとつの面体(マスク)で、取替え式防じんマスクと直結式小型防毒マスクの国家検定に合格しています。
このため、作業環境に応じてフィルタ又は吸収缶のどちらも取付けられます。
作業環境に応じたフィルタ又は吸収缶を選び、正しくお使いください。 - 市販の視力矯正めがねの上から、全面形面体のマスクを装着できますか?
- 現在、シゲマツには、市販の視力矯正めがねの上から装着可能な全面形面体のマスクはありません。
全面形面体の種類に合わせて、別売の全面形面体専用矯正めがねCG1又は矯正めがねレンズ取り付け枠GG-CSをご使用ください。- 全体表示
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品名 使用できる全面形面体の種類 - 近視用
全面形面体専用矯正めがねCG1 - ●近視用レンズ12種類あります。
- FS面体
- CF面体
- CS面体
- CX面体
- 乱視・遠視・近視用
矯正めがねレンズ取り付け枠GG-CS - ●レンズはお客様ご自身でご用意ください。
取付不可 取付不可 - CS面体
- CX面体
製品は一例です。
- 空気呼吸器の点検は、どのようにすればいいですか?
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空気呼吸器の点検には、お客様による自主点検と、シゲマツ専門スタッフによる点検の2種類があります。
お客様による着装前及び3ヵ月ごとの自主点検は、取扱説明書をご参照のうえ実施してください。
シゲマツ専門スタッフによる点検では、空気呼吸器の点検整備を行います。(有償)
1年に1回の専門スタッフによる点検をお勧めします。
ご希望の場合は、最寄りの営業所へお問い合わせください。(例) 空気呼吸器点検内容・時期一覧表
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点検箇所 着装前点検 3ヵ月点検 1年目点検 2年目点検 3年目点検 面体 外観 ■ ■ ● ● ○ 機能 ● ● ○ 調整器 外観 ■ ■ ● ● ● 機能 ■ ■ ● ● ◎ 減圧器性能 ● ● ◎ 背負具外観 ■ ■ ● ● ● 圧力指示計 ■ ■ ● ● ● 高圧空気容器 外観 ■ ■ ● ● ▲※ 機能 ■ ■ ● ● ▲※ 圧力 ■ ■ ■ ■ ▲※ - ■
- お客様による自主点検項目
- ●
- シゲマツ専門スタッフによる点検項目
- ○
- 交換時期
ゴム部品は3年経過したら交換することをお勧めします。 - ◎
- オーバーホールの時期
- ▲
- 容器検査所で容器再検査を実施
※製造日1998年4月1日以降の鋼製の高圧空気容器の場合、容器再検査の期間は5年です。
- 呼吸器用と思われる、高圧ガス容器が放置されていました。どこへ連絡したら良いですか?
- 放置容器を発見された時は、地方高圧ガス容器管理委員会又はその支部へご連絡、ご相談ください。
- シゲマツの製品を購入したい
- 「お問い合わせ」フォームからご連絡ください。
営業窓口を紹介させていただきます。 - シゲマツのウェブサイトへリンクを貼りたい
- サイトのご利用についての「当社へのリンクについて」をご覧ください。
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- 当ウェブサイトの所有者並びに当ウェブサイトの制作者である当社の同意又は許可なしに、画像及び動画の使用を禁止します。
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