避難救助用品
近年、従来の一般火災だけでなく、火山噴火や地震による大規模災害、テロ等の特殊災害が、我が国においても起こりうる可能性は十分考えられ、その対応が求められているところです。
また、国民保護法の制定により、地方自治体においても、国民保護のための具体的な対応の検討が進められています。
避難救助用品は、次の4種類に分類されます。
救助隊用ろ過式呼吸用保護具 (CFASDM001) |
この規格(CFASDM001:2013救助隊用ろ過式呼吸用保護具)は、テロ等の特殊災害時及び火山活動等の大規模災害時に、消防機関の救助隊が使用するより高度な消防活動用資機材の性能及び試験方法について、消防・危機管理用具研究協議会/(一財)日本消防設備安全センターが制定した規格です。 |
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避難用ろ過式呼吸用保護具 (CFASDM004) |
この規格(CFASDM004:2013避難用ろ過式呼吸用保護具)は、テロ等の特殊災害時に発生する可能性のある粉塵やガス、火山活動等の大規模災害時に発生する可能性のある粉塵やガス及び火災で発生する一酸化炭素や煙から一般市民が避難するための資機材の性能及び試験方法について、消防・危機管理用具研究協議会/(一財)日本消防設備安全センターが制定した規格です。 |
火災避難用保護具 |
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救助マット |
エアークッション式自立型救助マット |
仕様
項目 | 製品名 | |||
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RM185-M60 | RM165-M60 | RM185-V60 | RM165-V60 | |
用途による種類 | マルチガス/火山噴火対策用 | 火山噴火対策用 | ||
使用時間の区分 | 長時間型 | 長時間型 | 長時間型 | 長時間型 |
L型(60分) | L型(60分) | L型(60分) | L型(60分) | |
性能評定番号 | 評24-015号 | 評16-024号 | 評24-016号 | 評16-026号 |
除毒能力
試験ガス | 最高許容透過濃度 [ppm] |
用途による種類 | ||
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種類 | 試験濃度 [ppm] |
マルチガス/ 火山噴火対策用 |
火山噴火対策用 | |
クロルピクリン | 1,000 | 5 | ○ | - |
塩素 | 1,500 | 塩素1ppm又は塩化水素5ppm※1 | ○ | - |
シクロヘキサン | 2,600 | 10 | ○ | - |
アンモニア | 2,500 | 12.5 | ○ | - |
二酸化いおう | 1,500 | 5 | ○ | - |
750 | 5 | - | ○ | |
シアン化水素 | 940 | 4.7 | ○ | - |
硫化水素 | 1,000 | 5 | ○ | ○ |
- 塩素1ppm又は塩化水素5ppmのいずれかに、先に達した時点を破過とする。
温度 | 20 ± 2 ℃ |
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相対湿度 | 50 ± 5 %RH |
流量 | 30 L/min |
仕様
項目 | 製品名 | ||
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EM-VG15 | ER83-M30 | ER83-MF15 | |
用途による種類 | 火山ガス用 | マルチガス・火山ガス用 | マルチガス・火山ガス・火災兼用 |
構造による種類 | 半面形面体付直結式マスク | ||
使用時間の区分 | M型(15分) | L型(30分) | M型(15分) |
性能評定番号 | 評25-002号 | 評17-057号 | 評17-056号 |
装着の難易度 | 良 | ||
有効期限 | 製造年月から5年 |
除毒能力
試験ガス | 最高許容透過濃度 [ppm] |
用途による種類 | |||
---|---|---|---|---|---|
種類 | 試験濃度 [ppm] |
火山ガス用 EM-VG15 |
マルチガス・ 火山ガス用 ER83-M30 |
マルチガス・ 火山ガス用 火災兼用 ER83-MF15 |
|
クロルピクリン | 500 | 5 | - | ○ | ○ |
塩素 | 750 | 塩素1又は塩化水素5※1 | - | ○ | ○ |
シクロヘキサン | 1,300 | 10 | - | ○ | ○ |
アンモニア | 1,250 | 12.5 | - | ○ | ○ |
二酸化いおう | 750 | 5 | - | ○ | ○ |
375 | 5 | ○ | - | - | |
シアン化水素 | 470 | 4.7 | - | ○ | ○ |
硫化水素 | 500 | 5 | ○ | ○ | ○ |
一酸化炭素 | 2,500 | 350 | - | - | ○ |
- 塩素1ppm又は塩化水素5ppmのいずれかに、先に達した時点を破過とする。
温度 | 20 ± 2 ℃ |
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相対湿度 | 50 ± 5 %RH |
流量 | 30 L/min |