聴覚保護具(防音保護具)
私たちが耳で感じる音は、高い音(周波数が高い)や低い音(周波数が低い)が複合されたものです。周波数はHz(ヘルツ)で表示され、音の強さ(大きさ)はdB(デシベル)で表示されます。
騒音とは、「不快な又は望ましくない音、その他の妨害(noise)」とJIS Z 8106:2000 「音響用語」で定義されています。騒音から聴力を保護するためには、日本産業衛生学会の勧告する騒音の許容基準を守ることが必要です。
労働省通達(平成4年10月1日 基発第546号)「騒音障害防止のためのガイドライン」を参照ください。
保護具装着時の騒音の大きさが85dB未満であれば、騒音障害防止の保護具として適合します。
保護具選定の際は、次の遮音性能の値を参照してください。
- SNR
- Single Number Rating:単一数評価値
- NRR
- Noise Reduction Rating:騒音減衰計数
SNR、NRRのいずれも数値が大きいほど、 遮音性能が高いことを示します。
- H、M、L
- 聴覚保護具のオクターブバンド遮音データから決定した値。
H:高域周波遮音値 M:中域周波遮音値 L:低域周波遮音値