熱中症予防
熱中症とは、高温多湿な環境下において、体内の水分及び塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称で、めまい・頭痛・嘔吐・倦怠感・意識障害・失神などの症状が現れます。
職場における熱中症による死亡災害は、7~8月に全体の約9割が発生しています。
熱中症の予防方法
- WBGT※値の低減に努めましょう
- 熱への順化期間を設けましょう
- 自覚症状の有無に関わらず、水・塩分を摂りましょう
- 透過性・通気性の良い服を着用しましょう
- 睡眠不足・体調不良ではありませんか
- WBGT (Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度[単位:℃])
労働環境において作業者が受ける暑熱環境による熱ストレスの評価を行う簡便な指標
- 【厚生労働省】
- 熱中症関連情報
- 「熱中症を防ごう!」リーフレット(平成25年4月発行)
冷却服
冷水で涼しい!
- 冷媒は氷と水だけ!
- 冷水循環式
- チューブを張り巡らせた冷却ベストに、冷水(氷で冷やした水)を循環させる構造です。
- 背負い具は難燃性の生地で、高炉周辺等でも使用できます。
- 装置一式を背負うことで、活動の妨げにならず、自由に活動できます。
- フルハーネス型墜落制止用器具と併用できます。
- 冷却可能時間:約1時間(氷の量、環境温度、活動量によって異なります。)
- 体表面温度の比較
- 構造図
個人用冷却器(クーレット)
冷風で涼しい!
- 必要なのは圧縮空気だけ!
- 冷媒不要
- チューブタイプVTW-7K2T
- 本体はダブル(2本)タイプ
VT-7K2Tより冷却力UP!
チューブにあけた冷気孔から冷風が出ます。
- チューブタイプVT-7K2T
- 本体はシングル(1本)タイプ
体に巻きつけて使用します。
チューブにあけた冷気孔から冷風が出ます。
- 標準タイプVT-7K2
- クールスーツに冷風が流れ込みます。
全面形面体又はフードと組合せると、送気マスク(一定流量形)として使用できます。
- 分岐タイプVT-7KW
- 全面形面体とクールスーツに冷風が流れ込みます。
送気マスク(一定流量形)です。
特長1. 冷風で涼しい!!
旋回気流中心部の温度が周辺部より低いという『渦動理論』を応用した製品です。
冷風は上方へ、熱風は下方へ排出し、涼しく快適に作業できます。
特長2. 必要なのは圧縮空気だけ!!
冷媒は、一切不要です。
オイルミストを含まない乾燥した圧縮空気を供給してください。
性能表
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品番 | 入気圧力[MPa] | 冷風温度[℃] | 冷風量[L/min] | 冷却力[KJ/min] | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1次 | 2次 | 1次 | 2次 | 1次 | 2次 | 合計 | ||
VTW-7K2T | 0.4 | 5.5 | 1.5 | 132 | 118 | 5.1 | 5.1 | 10.2 |
0.5 | 3.4 | -1.5 | 160 | 148 | 6.6 | 7.0 | 13.6 | |
VT-7K2T VT-7K2 VT-7KW |
0.3 | 10 | 150 | - | 6.2 | |||
0.4 | 7 | 200 | - | 8.4 | ||||
0.5 | 5 | 250 | - | 10.7 |
※数値は測定データの一例です。分岐タイプVT-7KWは、冷風量が2分され、2方向へほぼ同量の冷風が送られます。
交換部品
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品番 | VT本体 | 標準 連結管 |
送気 チューブ |
流量調節部 (VTカプラ付) |
バンド 取付け部 |
VTカプラ | |
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オス | メス | ||||||
※1 |
※1 |
※1 |
|||||
VTW-7K2T | 05110 | - | 05105 | 05187 | 05115★ | 06055 | 06056 |
VT-7K2T | 05183※2 | 05184※2 | 05186 | ||||
VT-7K2 | 05185※2 | - | |||||
VT-7KW | 交換できません |
5桁の数字は商品コードです。(★のあるものは受注生産品です)
- VT本体、送気チューブ、バンド取付け部は、本体シングル(1本)の場合の写真です。
- VT本体05183には、標準連結管05185又は送気チューブ05184のどちらでも取付けられます。